コスタリカ
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コスタリカ
V. 環境問題

コスタリカの国土は、中央アメリカで1、2をあらそう意欲的な環境保全プログラムによって保護されており、国土の23.5%(2007年)が公園や保護区に指定されている。コスタリカははやくから債務・環境スワップ(外国からの債務を、それにみあう自国の環境保全を実行することで帳消しにしてもらうこと)に積極的にとりくんできた成果である。また、環境保全につとめながら経済力を強化するため、エコツアー・ビジネスを定着させた。これは、「何ももちこまない、何ももちださない」を基本にすえ、旅行者にその土地の自然のすばらしさを紹介し、環境を尊重したツアーによって自然保護の意識を高めようというものである。

しかし、貴重な森林資源をまもろうとする努力にもかかわらず、保護区以外では森林の伐採が進行中である。家畜の放牧場にするため土地を開墾し、樹木を切りはらい、しかも輸出用に貴重な熱帯木材が切りだされている。それによって土壌の浸食がひきおこされ、コスタリカの豊かな生物多様性が危険な状況においこまれている。南北アメリカをつなぐ地峡にあるというその位置と、国土が豊かな熱帯雨林におおわれていたことから、コスタリカにはきわめて多種多様な種が生息してきた。しかし現在では多くの種の個体数が減少しており、絶滅が危惧(きぐ)される種もある。