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| IV. | 中国の貴族 |
魏晋南北朝から隋・唐の時代に貴族制社会を形成、政治・社会・文化のすべての面で重要な役割をになった。その発祥は濁流勢力といわれた宦官が宮廷で専横をふるっていた後漢(→ 漢)末に、彼らの対抗勢力として中央に進出した地方の名士たち、清流勢力にある。さらに220年に家格を重視して官吏登用をおこなうことを定めた九品官人法が制定されると、貴族は土地や財産の有無にかかわらず、国政の参与者として確固たる地位を占めるようになった。
しかし、隋・唐時代に成立した官僚任用制度、科挙は、門地によって官僚を輩出していた貴族階級の没落の萌芽となり、8~9世紀につづいた農民反乱、安史の乱・黄巣の乱によって、門閥貴族の生命は完全にたたれた。