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| II. | 現代のアテネ |
ギリシャの経済活動はアテネおよびその周辺に集中している。おもな産業は織物、アルコール飲料、石鹸(せっけん)、製粉、化学、製紙、皮革、陶器などで、出版、金融、観光も重要な位置を占めている。またアテネは国際航空路の拠点ともなっている。
アクロポリスの北東方にあるシンダグマ広場が現代アテネの中心部で、広場の東側には国会議事堂、北側には有名なグランド・ブルターニュ・ホテルがある。現代のアテネの大部分は19世紀中ごろ以降につくられたものだが、古代の遺跡も現存している。アクロポリスの丘の平坦(へいたん)な頂上から麓(ふもと)にかけては、前5世紀に建立されたパルテノン神殿をはじめ、アテナ・ニケ神殿、ヘローデス・アティコス音楽堂、ディオニュソス劇場などの遺跡がある。
高等教育機関としては、国立カポディストリアス・アテネ大学(1837年創立)、国立アテネ工科大学(1836年)などがある。アテネ考古学博物館、ビザンティン博物館、アクロポリス博物館、ベナキ博物館など多くの博物館もあり、そのコレクションも膨大である。