物質
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物質
II. 自然科学における物質

自然科学において、物質のしめす物理的性質(物性)は化学や物理学で研究されてきた。とくに、原子論(原子)を提唱したイギリスの化学者で物理学者でもあったジョン・ドルトンや、分子の存在をみいだしたイタリアのアメデオ・アボガドロらの功績により、物質は分子や原子から構成されていることがみとめられている。さらに、現代では、素粒子が結合して原子になることもわかっている。そして、分子の性質および分布と配列が、あらゆる形態の物質の質量、硬さ(硬度)、粘性、流動性(流体)、色、味、電気抵抗、熱伝導度などの性質をきめるものとなっている。反物質

古典物理学において、物質とエネルギーは、物理現象における別の概念であると考えられていた。しかし現代物理学では、物質をエネルギーに、エネルギーを物質に転換することが可能であることが解明され、2つの概念に区別する必要がなくなった(相対性理論)。それでも運動や液体・気体のふるまい、熱などの現象をあつかうときは、従来どおり物質とエネルギーを別の実在と考えるほうが簡単で便利なので、使い分けされている。