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フリント(鉱物)

細かい結晶が塊状になった石英の一種。灰白色で、石灰岩の中に塊となってみつかることが多い。火打ち石ともよばれる。イギリスのグレートブリテン島およびフランス北部の海岸線にある石灰岩の一種のチョーク層からとれるものが、最高品質とされている。それより質はおとるが、フリントは世界じゅうで白亜紀の石灰岩などから産出する。微小な海綿や珪藻の化石がフリントの中からみつかることから、珪質の海生生物などの遺骸が集積してできると考えられる。ケイ酸

フリントは、はっきりした貝殻状にわれて、するどい角ができる。このため、先史時代の人々は、フリントのかけらを、斧(おの)をはじめ、矢じりやナイフなど武器や切断用の道具としてもちいた。フリントを鉄とうちあわせると火花をだすことができるので、発火道具としてひろく利用されてきた。今日では、おもに高級陶器の材料としてつかわれている。

オイルライターなどにつかわれる、いわゆる「石」は、希土類元素の合金で、火打ち石とは別のものである。