検索ビュー 遷移元素

この項目内で、特定の言葉で検索するには、[編集] メニューの [このページの検索] をクリックします。

入力した言葉とまったく同じ言葉で検索されます。見つからない場合は、別の言葉で検索してみてください。

遷移元素
I. プロローグ

電子の配置が似ているために、隣接する原子番号でよく似た化学的性質をしめす、一連の元素の総称。一般には周期表の3~11族に属する、原子番号21のスカンジウムから29の銅まで、39のイットリウムから47の銀まで、ランタノイド(57~71)から79の金までの元素をさす。アクチノイド(89~103)をふくむこともある。すべて金属元素である(金属)。また電子の配置や化学的性質が似ているので、12族の亜鉛、カドミウム、水銀の3元素をふくめることもある。

展延性(延性)があり、熱と電気の良導体で、金属光沢があるなど、典型的な金属の性質をもつ。一般に高密度、高融点で、磁性をしめす。相互あるいは他の金属と合金をつくりやすい。化合物は着色していることが多い。

II. 遷移元素の構造

遷移元素はいずれも不完全なdまたはf殻をもち、最外殻のsまたはp殻に電子がはいっていかない。

遷移元素のうち最外殻がs殻で、d殻に電子がないか、あっても1個だけのものを主遷移元素といい、3~11族で、3d殻がみたされていく第4周期(スカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅)と、4d殻がみたされていく第5周期(イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀)、さらに5d殻がみたされていく第6周期(ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金)がふくまれる。

f殻が順にみたされていく遷移元素は、内遷移元素といい、4fがみたされるランタノイド系列と、5fがみたされるアクチノイド系列がある。