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| II. | 視床下部・脳下垂体 |
視床下部は、バソプレシン(抗利尿ホルモン)とオキシトシンも分泌する。バソプレシンは腎臓から排泄される水の量を少なくし、血圧をあげる。オキシトシンは平滑筋、とくに子宮の平滑筋を収縮させる。この2つのホルモンは視床下部から神経軸索内を移動して、脳下垂体後葉にたくわえられ、そこから血中に分泌される。
脳下垂体は、前葉、中葉、後葉の3つの小葉からできている。前葉は、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)などほかの内分泌腺を刺激するホルモンや、乳腺に乳汁をつくらせるプロラクチン、成長ホルモンを分泌する。メラニン細胞刺激ホルモンやエンドルフィンも分泌され、エンドルフィンは末梢神経系や中枢神経系にはたらいて、疼痛をやわらげる。
甲状腺刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、成長ホルモンの3つの脳下垂体前葉ホルモンの分泌は、さらに上位の視床下部が分泌するチロトロピン放出ホルモン(TRH)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)、成長ホルモン放出ホルモン(GRH)やソマトスタチンの調節をうけている。このことは、脳には腺の働きもあることを意味している。