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| II. | コンピューターのアルゴリズム |
アルゴリズムとプログラムの区別は、かならずしも明確ではない。特定のプログラム言語やアプリケーションをつかうことを前提にしてアルゴリズムが設計されることもあるが、アルゴリズムは、本質としては、特定の言語を想定しない。ただしどのようなアルゴリズムでも、どういう計算作業をすすめるのかは、明確にされていなければならない。アルゴリズムの良否は、コンピューターを有効に利用するうえで重要である。かならずしも、短いプログラムで記述されているアルゴリズムがすぐれているわけではなく、ハードウェアや用意されているライブラリーを有効に利用し、短時間で処理できるものがよい。
半導体の集積回路に一定の論理回路をくみこんだ計算装置では、この論理回路そのものがある種のアルゴリズムの役割をうけもつ。コンピューターの仕組みが複雑になるにつれ、ソフトウェアでつくられてきたアルゴリズムの一部が、直接ハードウェアにくみこまれることも多くなった。つまり、それらはコンピューターの基本的回路にくみこまれたり、簡単にアクセスできる付属部品となったり、オフィス用など専用の処理装置となったりしている。すでに、さまざまなアルゴリズムが応用ソフトに利用されているが、将来のもっとすすんだシステムでは、人工知能のアルゴリズムもごくふつうにくみこまれるようになるだろう。