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フィリップ・ジョンソン

1906~2005 現代建築に古典的な様式をとりいれたアメリカの建築家。オハイオ州クリーブランドに生まれ、ハーバード大学で古典文学と建築をまなぶ。ハーバードでは、ドイツからまねかれた国際様式の指導者グロピウスのもとで仕事をする。建築史家ヘンリー・ヒッチコックとの共著「国際様式—1922年以後の建築」(1932)で、ヨーロッパの新しい建築の動きをアメリカに紹介した。1932~34年と45~54年にはニューヨーク近代美術館の建築部長をつとめた。

建築の設計は、1942年にはじめている。室内空間をたっぷりとり、古典的な均整と優雅な美しさが特徴である。規模も大きく、建材には豪華なものを使用している。代表作には、コネティカット州ニュー・ケーナンの自邸「ガラスの家」(1949)、ミース・ファン・デル・ローエと共同制作したニューヨークのガラス張り高層ビルのシーグラム・ビル(1958)、エール大学のクライン科学センター(1962)などがある。

高層ビルの頂上にバロック風の破風をおいたニューヨークのAT&Tビル(1984)は建築界の話題となった。ゴシック的なガラスの塔をもちいたピッツバーグ・プレートグラス社のビル(1984)、ヒューストンのアール・デコ式のトランスコ・タワー(1984)を完成した際にも論議がおきている。

現代美術と現代建築