大西洋
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大西洋
III. 地質生成と地質構造の特徴

大西洋は、約1億5000万年前のジュラ紀に生成がはじまった。このころゴンドワナ大陸に亀裂がはいり、南アメリカ大陸とアフリカ大陸がわかれた。この分離は今日でも継続しており、大西洋中央海嶺(中央海嶺)にそって1年間に数センチずつ移動している(地質学の「地質年代尺度と地質時代」)。

大西洋中央海嶺は地球をとりまく大洋中央海嶺の一部で、南アメリカ大陸とアフリカ大陸の間を南北にまがりくねってはしる海中の山脈である。海底からの高度は約1~3km、幅は約1500km。海嶺は地上の山脈よりも複雑な地形をしており、火山の噴火や地震がしばしばおこる。

南北アメリカ大陸、南極大陸、アフリカ大陸、ヨーロッパにそって大陸棚がある。これは大陸からながれてきた岩石の破片が堆積(たいせき)したものである。海底山脈や山地は、大西洋中央海嶺と大陸棚の間をほぼ東西にはしる。これらの海底山脈によって東西両側の海底がいくつかに分離され、海盆あるいは深海平原が形成された。

大西洋中央海嶺のアメリカ大陸側には北アメリカ海盆、ブラジル海盆、アルゼンチン海盆の3つの海盆があり、深さは5000m以上に達する。ヨーロッパ、アフリカ大陸側の海盆は、規模は小さいが深さは同程度で、イベリア深海平原、カナリア海盆、ベルデ岬深海平原、シエラレオネ海盆、ギニア海盆、アンゴラ海盆、ケープ海盆、アガラス海盆などがある。巨大な大西洋・南極海盆が、大西洋中央海嶺の最南端と南極大陸の間にある。