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| IV. | 1000年も前からあった夜光塗料 |
わずかな光にも反応して明るくみえる塗料を蛍光塗料、まったく光がなくても、光を発するものは、夜光塗料といわれる。中国の宋の時代に太宗皇帝がみた絵のことが記録されている。この絵は、昼間はなにもみえないが、夜になると、牛が横になっているというものだった。太宗皇帝がある僧にたずねたところ、日本からの贈り物だということだった。牡蠣(カキ)の殻と硫黄(いおう)を粉にして熱すると夜光性の顔料がえられるので、おそらくその方法でつくられた塗料でえがかれたものと推定される。