| 塩素 | 項目ビュー | ||||
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| II. | 性質 |
天然には塩素それ自体は存在せず、塩として産出する。塩素は、20°Cの温度で6.8気圧の圧力をくわえると、たやすく凝縮(液化)する。化学的にひじょうに活発で、水や有機化合物、多数の金属と反応する。空気中では燃焼しないが、他の物質の燃焼をたすける。ふつうのパラフィンろうそくCmHmは塩素中では煤(すす)mCを出してもえるが、これは水素化合物であるろうそくから塩素が水素をうばい、塩化水素HClとなるためである。
2CmHm + nCl2 → 2nHCl + 2mC
塩素と水素は暗い所ではいっしょに貯蔵できるが、化合力が強く、体積比で1対1の混合気体(塩素爆鳴気)は、光のあるもとでは爆発的に反応する。
Cl2 + H2 → 2HCl
水に塩素をふきこむと、わずかにとける。一部は水と反応して次亜塩素酸HClOと塩酸HClを生じる。塩素水とよばれる水溶液は強い酸化作用をもち、家庭用漂白剤(→ 漂白)や殺菌剤としてよく知られている。
Cl2 + H2O → HCl + HClO