| ブルゴーニュ(地理) | 項目ビュー | ||||
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| II. | 地形と気候 |
自然地理的には、ブルゴーニュは一様ではない。マシフサントラル(中央山地)から北東方向にのびるバリスカ山系の、モルバン山地とラングル高原(ブルゴーニュ高原)がレジオンの中央部を北東につらなり、脊梁(せきりょう)となっている。これらを分水界として、周辺のいくつかの地域にわけられる。
レジオンの東部はソーヌ流域に広がるソーヌ平野である。コートドール(黄金の丘陵)とよばれる丘陵がディジョンから南にはしっているが、その東側に陥没沖積平野であるソーヌ平野が帯状にのびている。ソーヌ平野の標高は約200mで、ティル川、ドゥーヌ川などのソーヌ川の支流がながれる。
北西部は低ブルゴーニュ地方とよばれる堆積(たいせき)盆地(→ 盆地)で、パリ盆地の周縁部をなす。北西流するヨンヌ川とその支流が盆地をうるおしている。盆地は南東にむかって高くなり、サンス地方やオーセール地方では標高150~200m、オトゥ地方では300mに近い。
中部には、モルバン山地をとりかこむ石灰岩台地が広がる。モルバン山地の西側はニベルネ地方とバズワ地方で、ヨンヌ川、ニエーブル川がながれる。ヨンヌ川とロワール川をむすぶニベルネ運河も北から南に縦断している。ロワール川とアリエ川がこの地域の西と南の境界となっている。
モルバン山地の東はオーソワ地方、その北東はラングル高原である。標高500mの高原で、ウルス川やセーヌ川の水源となっている。また、モルバン山地とラングル高原の間にある河谷平野をとおって、大西洋側のヨンヌ川と地中海側のソーヌ川をむすぶブルゴーニュ運河がながれる。高原の南にはディジョン地方の山々、さらにコートドールの丘陵がつづく。石灰岩台地の周縁にあたるこの丘陵は日照にめぐまれ、ブドウ栽培で名高い。
モルバン山地の南側にも広大な高原が広がる。この地域には、南西から北東にかけて、ロワール川やソーヌ川の支流がうがった起伏にとんだ谷が数多くつくられている。ソーヌ支流のドゥーヌ川とロワール支流のブールバンス川の谷には炭鉱があり、19世紀にはこの地方に大きな富をもたらした。
レジオンの中央部から南部はモルバン山地をはじめとしてシャロレー丘陵やマコネ山地などの山地が占める。モルバン山地は古生代の山地で、その後浸食され、第三紀に隆起したもの。南部にはボワ・デュ・ロア山(901m)、プレヌリー山(855m)などの高い山もみられる。
気候はソーヌ平野、モルバン山地、北部の盆地の3つにわけられる。ソーヌ平野は夏の気温が高く、雨量は年によって差が大きいが、しばしば嵐(あらし)にみまわれる。冬は、雪はふるが比較的あたたかい時期ときびしい寒さが交互におとずれる。モルバン山地の夏は多雨ですずしいが、冬は雪が多く、寒さもきびしい。年降水量は1000mmをこし、とくに南部の高地では2000mmをこすこともある。北部の盆地の夏は、雨が多く、すずしい期間と暑くかわいた期間が交互にくる。冬も同様に、温暖で多雨の時期と寒く乾燥した時期がかわるがわるやってくる。年降水量は600~800mmである。ラングル高原の冬はとくにきびしい。雪も多く、年降水量は800~1000mmにおよぶ。また強い北風もよくふく。