| ライプニッツ,G.W. | 項目ビュー | ||||
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| IV. | 哲学 |
ライプニッツが主張する哲学によれば、宇宙は無数のモナドからなる。モナドとは表象と欲求という心的働きをもつ単純体である。
| 1. | モナドと予定調和 |
モナドはそれぞれにミクロコスモスを構成し、さまざまな判明度において宇宙をうつしだし、ほかのすべてのモナドとは独立に発展する(→ ミクロコスモスとマクロコスモス)。宇宙は、独立したモナドからなるにもかかわらず、普遍的調和をなすように神によってあらかじめ設計されている。これは「予定調和」とよばれる。しかし、人間は視野がかぎられているために、病気や死といった悪をそうした普遍的調和の一部と考えることができない。
「ありうるすべての世界の中で最良の世界」というこのライプニッツの宇宙は、現世安住的な楽天主義を否定したフランスの作家ボルテールの小説「カンディド」(1759)により、ユートピアとして攻撃されることになる。