マヤ
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マヤ
II. 建築

古代マヤ文明は、すばらしい建築をのこした。パレンケ、ウシュマル、マヤパン、コパン、ティカル、ワシャクトゥン、チチェン・イッツァなどの大遺跡が知られている。その多くは宗教儀式のための巨大なセンターで、広場をかこむようにしてピラミッド建築などが配置されていた。

マヤのピラミッドは何段もの基壇構造をつみかさねたもので、急傾斜の階段がもうけられていた。ピラミッドの内部は土と砂利でできており、漆喰(しっくい)もつかわれた。表面には切石をはり、化粧漆喰で仕上げがなされることもある。入口の梁(はり)の部分には木材がつかわれ、木彫りの彫刻もある。本格的なアーチ構造ではないが、両側の石積み壁の上部を少しずつ張りださせ、天井部分であわせる持ち送り式アーチを採用していた。この方法では壁があつくなり、内部空間もせまくなる。ほとんどの場合、窓もない。建物の外壁は、彩色された彫像、化粧漆喰の像、石彫、石のモザイクなどでかざられた。

一般の人々の家は、アドベ(日干し煉瓦)や木の枝を利用したもので、現在のマヤ社会にみられるような簡単な構造だった。