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苛性ソーダ |
化学でいう水酸化ナトリウム(NaOH)のことで、工業でつかう場合に苛性ソーダ(カセイソーダと記述することもある)という。強いアルカリで、苛性というのは、はげしい反応をおこすという意味で、金属や皮膚を腐食するところからつけられた名称。
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性質 |
密度2.13g/cm³、純粋なものの融点は320°Cだが、実際には炭酸塩と水をふくんでしまうので318.4°C、沸点は1390°C。空気中に放置すると、水蒸気を吸収して溶解する。この性質を潮解性(→ 潮解)という。空気中の二酸化炭素を吸着して炭酸塩に変化する。水に溶解するときに熱を発生する。
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製法 |
古い時代には、水酸化カルシウムと炭酸ナトリウムを反応させてつくっていたが、電気化学が発展してからは、海水(塩化ナトリウムの水溶液)を電気分解し、水素と塩素をともに製造するようになった。かつては、電極として陰極に水銀、陽極に黒鉛をつかう水銀法によって電気分解していたが、公害の懸念から現在では隔膜法という電気分解にかわっている。この方法では、陰極に鉄などの電極をつかい、陰極と陽極の間にセラミックなどの隔膜をおいて、水酸化ナトリウムと塩素が反応して次亜塩素酸ナトリウムや塩素酸ナトリウムができるのをふせぐ。
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用途 |
苛性ソーダは、油脂と反応させて石鹸とグリセリンを製造するほか、ガラス、繊維、製紙(→ 紙)、化学工業では広くつかわれる基礎原料である。化学工業のうちソーダ工業という場合は、苛性ソーダや炭酸ナトリウムなどによる製品を主力とした産業分野をいう。
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