土壌
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土壌
III. 土壌の種類

土壌の物理的な性質は、さまざまな大きさの粒子の比率によってきめられる。土壌中の無機物の粒子径は、かなり大きな岩石の断片や小さな礫から、ミクロンサイズのひじょうに小さい粒子まで幅ひろい。砂や小礫のような大きな粒子は、化学的にほとんど不活性だが、粘土鉱物は、植物の根にはこばれる栄養分の供給源としてはたらいている。このような小さい無機物の大きさや性質は、植物の生育過程に必要な、土壌の水をためる能力に大きく影響している。

土壌の有機成分は、腐敗していない植物や動物の残骸と、さまざまな割合でまざっている不定形の有機物である。有機物の割合は、湿潤地域の多くの土壌では2~5%程度で、乾燥した土壌では0.5%以下になったり、泥炭のような土壌では95%以上になったりする。

土壌溶液とよばれる土壌の液体成分のほとんどは、何種類もの鉱物を溶質(溶媒)としてふくむと同時に、酸素や二酸化炭素を比較的多くふくむ水からなっている。土壌溶液は、まず栄養分を植物の根までとどけ、吸収させるための仲立ちになるという点で重要であるが、その仕組みは複雑で科学的にもよくわかっていない。土壌に植物の生育に必要な栄養分のうちのいくつかがかけている場合、その土壌はやせているといわれる。

土壌にふくまれるおもな気体は、酸素、窒素、二酸化炭素である。酸素はさまざまな土壌バクテリア(細菌)の成長や、有機物を分解するような生命活動に必要で、植物のエネルギー代謝に重要である。酸素は根から吸収されて、植物のエネルギー代謝につかわれ、植物の生育にも重要である。