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| II. | 本来のフェノール |
特有の刺激臭があり、無色で潮解性(→ 潮解)がある結晶。水溶液は、pH6.0の弱酸性で、ベンゼンの水素原子1個がヒドロキシル基–OHに置換された構造になっている。純粋なフェノールは、無色の針状結晶だが、空気または光にふれると、しだいに赤みをおびる。アルコール、エーテルなどの有機溶媒にはよくとける。100gの水には、20°Cで8.5g、40°Cで9.7g、60°Cで17.5gとけるが、約66°C以上では自由に混合する。かつては、石炭を乾留したときにえられるコールタールから分離されていた。

化学式C6H5OH、分子量94.11、比重1.071、融点40.9°C、沸点182°C。