ゴッホ,V.van
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ゴッホ,V.van
I. プロローグ

1853~90 オランダの後期印象派の画家。作品は表現主義の先駆をなし、はげしい筆触とまばゆい色彩で感情を表現した。

1853年3月30日、フロート・ズンデルトにプロテスタントの牧師の子として生まれる。何事も中途半端にしかできないような、むら気で落ち着きのない性格の少年だった。27歳になるまで画商、フランス語の教師、神学校の学生、ベルギーの炭鉱ボリナージュでの伝道師など、次々と職をかえた。伝道師としての体験は、農民やジャガイモをほる人々をえがいた初期の絵画に反映されている。なかでも、よく知られているのは、あらあらしく土くさい作品「ジャガイモを食べる人たち」(1885)である。暗く、陰気で、ときには武骨にみえるそうした初期作品は、ベルギーの炭鉱で目にしたまずしく惨めな人々をえがきたいという、ゴッホの強い欲求をものがたっている。