ニカラグア
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ニカラグア
II. 国土と天然資源

北西から南東にかけ、標高約600mの高地がつづく。この高地には、最高点が2100mをこえるイサベリア山地をはじめ、いくつかの山脈が東西にはしる。西部に広がる大きな盆地には、中央アメリカ最大の湖ニカラグア湖と、マナグア湖があり、この2つの湖はティピタパ川によってむすばれている。両湖と太平洋岸の間によこたわる火山性山脈が、たびたび地震をおこしている。

東部のカリブ海沿岸部には、モスキトス海岸とよばれる海岸平野が70km以上の幅でつづき、その一部は熱帯雨林におおわれている。カリブ海には、サンフアン川、ココ川(ワンクス川)、グランデ川、エスコンディド川がそそぐ。

1. 気候

海岸地方は熱帯性の気候で、年平均気温は25.5°C。内陸部では高度により15.5~26.5°Cと幅がある。雨季は5~10月。カリブ海沿岸の年降水量は3810mmである。

2. 天然資源

農耕に適した土地にめぐまれ、土壌は火山噴出物によりきわめて肥沃(ひよく)である。国土の39.9%(2005年推計)が森林におおわれている。鉱物資源として、金、銀などを産する。1996年に制定された鉱業法で、採掘者は環境保全に配慮することが義務づけられた。

3. 植生と動物

植生は亜熱帯性の特徴をもつ。カリブ海岸と高地の東側斜面には、深い熱帯雨林が広がる。カシ、マツ、バルサム、マホガニー、野生のゴムノキや、50種ほどの果樹が数多く自生する。野生動物では、ピューマ、シカ、数種のサル、ワニをはじめとする爬虫類(はちゅうるい)などが生息する。オウム、ハチドリ、野生のシチメンチョウといった鳥類も多数みられる。