| ニッケル | 項目ビュー | ||||
| 印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。 | |||||
| III. | 存在 |
地中の鉱石のほか、隕石中にも存在する。鉱石中では、ほかの元素との化合物として存在する。おもな鉱石は硫鉄ニッケル鉱(Fe,Ni)9S8、磁硫鉄鉱FeSで、ほかに珪ニッケル鉱(Ni,Mg)6Si4O10(OH)8、針ニッケル鉱NiS、紅ヒニッケル鉱NiAsなどがある。地殻中存在量は、多くないが、地球の中心部(→ 核)には、鉄とともに大量に存在すると考えられる。
ニッケル鉱石にもっとも多くふくまれる不純物は銅であり、ニッケルの精錬では銅とニッケルの分離が重要になる。硫鉄ニッケル鉱など硫化物の鉱石や、ニッケル含有量の多い磁硫鉄鉱は、溶鉱炉でとかして銅とニッケルの硫化物にかえたあと、さまざまな精錬工程をへてニッケルと銅を分離する。ほかに電極反応を利用した方法、ニッケルを一酸化炭素と反応させて揮発性のニッケルカルボニルNi(CO)4に変化させて精製するモンド法などがある。