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一定の大きさで、常にある点にむかっている力(向心力)がはたらいている物体は、等速円運動をする。等速円運動をしている物体に固定した座標系(回転座標系)には、円の中心から遠ざかる向きに慣性力(見かけの力)である遠心力がはたらく。
質量m(kg)の物体が、半径r(m)、速さv(m/s)、角速度ω(rad/s:→ ラジアン)の等速円運動をしている場合、向心加速度の大きさa(m/s²)は、a = rω²またはa = v²/rである。慣性力である遠心力の大きさはF’(N) = maであらわされるから、F’ = mrω²またはF’ = mv²/rとなる。したがって、半径が一定の場合、物体にはたらく遠心力は速さの2乗に比例して大きくなる。また速さが一定の場合には、半径が小さくなるほど遠心力は大きくなる。
月は地球の引力によって公転している。月面のアポロ宇宙飛行士(→ アポロ計画)は、地球の引力と遠心力がつりあっているために、月の重力だけを感じる。地球を周回しているスペースシャトル内の宇宙飛行士は、地球の引力と遠心力がつりあって、無重量状態になる。