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マン・レイ

1890~1976 アメリカの画家・写真家。1920年代のパリを代表する前衛作家。フィラデルフィアに生まれ、ニューヨークの国立デザイン・アカデミーでまなぶ。1912年にはじめて絵画の個展をひらく。1917年、友人であるフランスの画家マルセル・デュシャンとともに「ニューヨーク・ダダ」の結成に参加。デュシャンの影響のもとに、ガラスにエア・ブラシをつかって絵をえがくなど、新しい素材と技法をもちいはじめる。「レディ・メイド」とよばれる作品群は、日常的な工業製品などを素材にしているが、たとえば「贈物」(1921)と題された作品はアイロンの底から針がつきでている。作品の一部がうごくキネティック・アートの創始者でもある。1921年にパリにいき、「レイヨグラフ」とよばれる、印画紙の上に直接物をおいて感光させる抽象的なイメージを考案。またシュルレアリスム運動にもくわわり、「ひとで」(1928)などの映画を制作。写真表現の可能性に関心をよせ、1940~46年カリフォルニアで写真技法をおしえる。その後フランスでカラー・プリントの新技法をこころみ、1963年には自伝「セルフ・ポートレート」を出版した。