繊維
印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。
繊維
IV. 無機質繊維

ガラスは広く商業用につかわれる唯一の無機質繊維である。高強度・高弾性繊維としてE.C.Sガラスがあり、プラスチックや金属の補強用としてつかわれている。なかでも、ガラス繊維強化プラスチックは用途が広く、船体や浴槽、ヘルメットなどに利用されている。また、石英ガラス繊維は光ファイバーにもちいられている。

1960年代初めまでには、酸化アルミニウム(またはアルミナ:Al2O3)繊維、炭化ケイ素(SiC)繊維、炭化ホウ素(B4C)繊維が、おもに耐熱用化合物として開発された(セラミック)。すぐれた耐熱性、耐酸性、高強度、高弾性などの特徴により、ヘリコプター、飛行機、ミサイル、人工衛星やスペースシャトル、およびスポーツやレジャーなど幅広い分野でつかわれている。

アスベスト繊維は以前は断熱や耐火用につかわれていたが、発癌(はつがん)性があることがわかってから使用されていない。