| フィンランド | 項目ビュー | ||||
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| VI. | 環境問題 |
フィンランドが直面している重大な環境問題は、大気汚染から生まれる酸性雨である。酸性雨は、建築物、土壌、森林、魚類、野生動物に被害をあたえ、その存続をおびやかしている。20世紀後半に国連ヨーロッパ経済委員会硫黄議定書が発効して以来、フィンランドでは大気中への排出物質が着実に減少しつつある。だが、いまだに周辺の国々から、硫黄酸化物などの汚染物質が国境をこえて入りこみ、酸性雨をもたらしている。
公園や保護区に指定されているのは国土の7.8%(2007年)で、西ヨーロッパ諸国にくらべると割合は低い。一方でフィンランドは国土の3分の2以上が森林におおわれており、ヨーロッパ有数の森林国である。政府は長年にわたって林業を規制しつづけ、国の貴重な森林資源をまもってきた。そのためフィンランドにおける森林伐採率はきわめて低い。
フィンランドには6万以上の湖があり、湿地帯の占める割合も多い。これらの湿地帯は鳥類や動物のまたとない生息地になっており、数多くの種がみられる。しかし20世紀の間に、泥炭の採掘や農業排水のために、これらの湿地帯は大幅に減少した。フィンランドの湖のほとんどは水深が浅いため、酸性雨による被害をうけやすい。