フィンランド
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フィンランド
III. 住民

総人口は524万4749人(2008年推計)。人口密度は17人/km²で、ヨーロッパでもっとも人口の希薄な地域といえる。人口の3分の2以上は南部に居住している。

1. 言語と宗教

全人口の92%がフィンランド語を話すが、約6%はスウェーデン語を使用している。スウェーデン語系住民は、アハベナンマー諸島と南西部沿岸に多い。フィンランド語はウラル語族、スウェーデン語はインド・ヨーロッパ語族に属す、まったくことなる言語である。公用語はフィンランド語とスウェーデン語で、公的な言語として、どちらか1言語を使用するか2言語併用とするかは自治体によってことなる。スウェーデン語系住民は、その数はへっているとはいえ、政党や学校などに独自の組織をもっている。ほかに、先住民族のサーミ人が北部のサーミランドを中心に居住している。フィンランドのサーミ人は約7500人、その中でサーミ語(フィンランド語と同じ系統)の話し手は3500人ほどといわれる。サーミ人がすむ地域の自治体はサーミ語も公用語としている。

全人口の約85%は福音ルター派教会の信者だが、宗教の自由は保障されている。東方正教会系のフィンランド正教の信徒の数は第2次世界大戦以降、急減し、人口の1%にすぎない。

2. 行政区分と主要都市

フィンランドは、6つの州にわけられている。6州のうち、スウェーデン系住民が多くすむオーランド(アハベナンマー)は独自の政府をもつ自治州である。

主要都市は、工業、貿易、学問の中心である首都のヘルシンキ(人口56万4521人(2006年推計))のほか、工業の盛んなタンペレ、古都トゥルクなど。