ジャイナ教
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ジャイナ教
II. ジャイナ教の起源

古代インドにおける正統バラモン教以外の諸宗教のうち、ジャイナ教は仏教にならぶ重要な宗教であり、教えの内容も仏教と類似している点が多い。

ジャイナとは、解脱して至福の境地に到達したジナ(勝利者)とよばれる聖者の教えのことで、ジャイナ教では、仏教と同様にベーダ聖典の権威を否定し、このジナを崇拝する。ジャイナ教の祖師となったマハービーラ(本名バルダマーナ。前6~前5世紀)は釈迦と同時代の人。修行によって解脱をはたしてジナとなり、ティールタンカラ(救済者)として人々に輪廻の束縛からの解放を説いた。マハービーラ以前に23人のジナがいたとされているので、彼は24人目のジナということになる。

ジャイナ教徒は輪廻からの解脱をめざすが、従来のバラモン教のカースト制度は容認しており、カースト上位3階級に義務づけられたサンスカーラという16の儀礼をおこなう。ヒンドゥー神話については、そのかぎられた一部を承認してはいるが、ジャイナ教の教理は本質的には仏教と同じく無神論である。