| ジャイナ教 | 項目ビュー | ||||
| 印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。 | |||||
| III. | ジャイナ教の教義 |
ジャイナ教の教義の基礎になっているのは、霊魂(ジーバ)と非霊魂(アジーバ)という2つのカテゴリーである。霊魂は享受する主体であり、生命をもつ。いっぽう非霊魂は享受される対象であり、生命をもたない。この霊魂と非霊魂はたがいに独立しており、永遠に共存している。
また、心と言葉と身体とによる行為は、微細な業(カルマ)の粒子をつくり、それが霊魂に付着して束縛がおこると考える。輪廻の原因はこの業物質であるから、解脱するためには、宗教的な実践によって新たな業物質の流入をふせぎ、すでに付着している業物質を除去する必要がある。そのような宗教的実践として、ジャイナ教徒は「3つの宝」(トリ・ラトナ)をたてる。すなわち、ただしい信仰、ただしい知識、ただしい行為の3つである。ただしい行為のうちでもとくに重んじられるのが非暴力で、ジャイナ教徒は生命を害することをさけるため、徹底した非暴力をつらぬく。