アルタミラ
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アルタミラ
II. 最高水準をほこる洞窟壁画

洞窟は約270mの長さがあり、少なくとも930の壁画がのこるといわれる。絵は壁面や天井に描かれ、おもにバイソン、シカ、ウマ、イノシシなどの動物で、最大のものは長さが2.2mある。

とくに、入り口から30mほどの所にある「大広間」とよばれる部屋の天井に描かれた絵は圧倒的な迫力をもつ。赤や黒、褐色などの色をもちいたバイソンなどの動物の群れが、長さ18m、幅9mにわたって細部まで写実的に表現されている。バイソンの頭や腹、尻などの体の部分が岩の隆起をうまく利用した立体感あふれる表現で、これまでに発見された旧石器時代の洞窟壁画の中でも最高水準にあるといわれる。

のちに「旧石器時代のシスティナ礼拝堂」と称賛されるようになり、ヨーロッパでもっともうつくしく、規模の大きな壁画と考えられた。