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| IV. | 絵画の制作時期と目的 |
洞窟はその後の調査で、オーリニャック文化期(3万5000年前~2万7000年前)にはすでに人間がすんでいたといわれ、ソリュートレ文化期(2万年前~1万7000年前)やマドレーヌ文化期(1万7000年前~1万2000年前)の地層からも石器やシカの骨がみつかっている。
洞窟の天井が一部くずれたことが原因で、壁画のある部屋にはいることができなくなり、19世紀後半に発見されるまでそのままの状態でのこされることになった。壁画の描かれた年代はいくつかの時期にわけられるが、「大広間」の絵はマドレーヌ文化期のものとされ、1万3000年前ごろのものと考えられている。
なぜ洞窟内にこのような絵が描かれたかについては、狩猟のための呪術(じゅじゅつ)的な意味があったとも、動物の繁殖をねがったともいわれるが、はっきりしていない。洞窟は約70年間にわたり一般公開されていたが、二酸化炭素や照明などによって壁画の損傷がすすみ、1977年からは中止されている。
→ クロマニョン人