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| II. | 洞窟絵画の特徴 |
洞窟は大きな主洞と、奥洞や、井戸とよばれる部屋などいくつかの小部屋からなる。「雄ウシの部屋」ともよばれる主洞には、最大で長さ5m以上の雄ウシのほか、比較的小さなシカやウマなどが描かれている。また「井戸」には、槍(やり)をつきさされて内臓をみせているバイソンや、バイソンにたおされたらしき人の姿が描かれるが、この人物の頭は鳥の形をしている。そばには鳥をのせた竿(さお)や、投槍器と思われる鉤(かぎ)のついた棒も描かれている。
これらの絵は、狩猟の光景をあらわすとも、呪術的(じゅじゅつてき)な儀式をあらわすともいわれるが、はっきりしていない。絵が描かれた年代は、大部分がマドレーヌ文化期(1万7000年前~1万2000年前)に属するといわれ、「井戸」から発見された木炭を炭素14法で測定したところ、約1万6000年前という数値がえられた。→ 年代測定法