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| III. | 複製洞窟「ラスコーⅡ」 |
ラスコー洞窟には人間が居住した跡がなく、壁画を描き、呪術的な場所として利用されたと考えられている。1948年から一般公開され、毎年多数の訪問者がおとずれた結果、二酸化炭素や電気照明によってバクテリア(細菌)や菌類が繁殖し、壁画をむしばんだため、63年に公開は中止された。現在は洞窟のすぐそばに、「ラスコーⅡ」とよばれるオリジナルにきわめて近い複製洞窟がつくられ、訪問者はそちらを見学できる。
洞窟のあるベゼール川沿いのベゼール渓谷には、ほかにも壁画ののこされた多くの洞窟や、先史時代の集落跡がある。モンティニャック村から25kmほどはなれた町レ・ゼジーでは、現代ヨーロッパ人の直接の祖先といわれるクロマニョン人の骨が発見されている。